2007年07月29日

『八日目の蝉』

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本『八日目の蝉』角田光代著

夢中になって読みました。今までの角田さんの小説とはちょっと違ってサスペンスと言うよりも最後は涙でした。不倫相手の赤ちゃんをつい連れ去ってしまい、その子が3歳まで夢中になって育てる。自分がおろしてしまった子の名前をつけて、一途に可愛がり育てていく。財産も投げ出し、宗教に逃げ込んだり、でも、けなげに一生懸命育てる姿が愛おしい。何故だか警察に捕まらないで育てて欲しいと願いながら読む。
第1章では、誘拐犯の女性の心理を描き、第2章では、誘拐された娘の人生を描く、不思議な構成。その中で、誘拐された夫婦(夫は不倫相手)の葛藤をも微妙に複雑に描いている。いきなり3歳になった娘が戻ってきた母親が戸惑い、家庭がすさんでいく姿。
最後は、誘拐犯と誘拐された娘がニアミスで終わっているが、いつか出会える日がくるんだろうと推測される終わりかただ。
ぜひ、この続編が読みたい。
もし、続編の構成をするとすれば、別の観点。第3章で誘拐された家族の妻(産みの母)の心を描いて欲しい。夫の不倫も知っていて、彼女にはさんざん嫌がれせをしていたし、自分自身も若い男と不倫していたのだし、なんらかの心のゆがみが、どう葛藤して戻ってきた娘を育てたのか(育てたのかどうかも疑問の母親ではあったが・・)そして、第4章では、宗教施設で一緒だった小豆島出身の久美さんや千草さんそして、小豆島での、その後を描いて欲しい・・
・・なんて、想像する・・


ニックネーム shizu at 14:28| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも読み逃げばっかりしててごめんなさい〜相変わらず色んな本読んでますね
私は今東野圭吾の幻夜っていうの読んでます。阪神淡路大震災をバックに したたかな女の話です・・

バラ夏も咲いてるんだ〜って よっぽどお世話が行き届いてるんですね
すっごくきれい(o^-^o)
何時だったかフリージアだったと思うけど
黄色のとってもいい香りのバラを見て 欲しくなりました・・バラはお庭がないとダメですよね
Posted by ねね at 2007年07月31日 15:22
エアコンの部屋でも急にじと〜って汗がでてくるのは更年期?
室内温度を26℃まで下げてしまった。

本はもっぱら図書館の借り物『幻夜』順番待ち。
この頃の東野作品、良いですね。
白夜行・殺人の門、すごかったです。

バラはベランダで鉢植えが良いと思いますよ。
品種にもよるので園芸店で相談されるのが良いかと。
ねねさんの方が詳しいですよね顔(ペロッ)
私もまだひよっこですが、バラの美しさ・豪華さ・香りに魅せられてしまいました。
これからは虫との対決のようで、ちょっとひるんでいます。
Posted by shizu at 2007年07月31日 16:25
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